GEEK RECRUITING 2019

GEEKS
INTERVIEW

ギークピクチュアズだから出来る「個」の挑戦

KAZUHIKO
HIRAMAKI

DIRECTOR

どこか独特な空気感をもつディレクター平牧。

ギークピクチュアズ企画演出部の第一号社員として入社されたんですよね?
はい、そうなんです。前例のない部署だったし、最初の数ヶ月は正直不安はありました。入社したての頃は特に決められた仕事はなく、、そのため、会社ではある程度自由に活動させてもらっていました。
自由に?
きっと僕たちのことを信頼してくれているからの自由なんですけど、普通の会社では考えられないと思っています。最終的にアウトプットする作品が納得するものであれば、それまでのプロセスは自分で設計できる。これは、ギークピクチュアズだから出来ることだと思います。もちろん、制作部隊の皆さんとの調整はマストですが。また、自由な環境だから出来ることとして、自主制作に以前より取り組んでいます。
平牧さんが作りたい!と思うようなモノを自主制作されているのですか?
あるモノコトが映像として表現されるとどう見えるのだろう?と疑問に思ったことを実験しています。
TVCM、Webムービー、MVとそれぞれの作品に携わられる時に、映像種類によって平牧さんが考える思考回路は変わるものなのでしょうか?
そうですね。その3つだと関わってくる人数が異なるので、自ずと思考回路も変わります。人が多ければその分、映像の演出に集中できますし、関わる人が少なければクライアントの見え方までディレクションすることもあります。
最近では、JUJUさんが漫画家・矢沢あいさんとコラボレーションしたミュージックビデオ「いいわけ」を担当されました。矢沢さんが8年ぶりに曲からインプスピレーションを受けてイラストを書き下ろされましたが、それぞれの世界観を合わせるために気をつけたことはありますか?
矢沢さんが描き下ろしたイラスト上で、すでに世界観を創っていたこともあり、ディレクターとしてすでに創出されている世界観を壊さないようにイラストの順番を決めたり、実際にイラストを動かす場面を決めたりしていました。
書き下ろしたイラストに動きを入れる際に気をつけたことは有りますか?
最終映像を見ていただいても分かる通り、イラストには髪などを含む線の量が多く、動かすのはとても難易度が高い作業でした。はじめはCGで原画の線を維持したまま動かしましたが、そうすると髪の毛のアニメーションがリアルではなくなってしまいました。最終的にはイラストを原画の雰囲気に合わせてトレースしてもらいアニメーションを作ることで、リアル感を演出することができました。また、目の開き方やタイミングにもこだわりましたね。
案件を担当される時に大事にしていることはありますか?
コミュニケーションですね。ディレクターとして最終アウトプットを具現化していく中でクライアント企業からのヒアリングだけでなく、僕発信のコミュニケーションを大事にしています。